A/DボードADQ1600RF
1.6GHz A/D & FPGA 搭載 USB接続 高速A/Dボックス (USB Box/PXIe/PCIe/MTCA)
概要
ADQ1600RFは、1.6GHz 14bit 1ch のADコンバータとFPGAを搭載した USB接続 高速A/Dボックスです。(写真はPCIeタイプです)
標準添付されているGUIソフト「ADCaptureLab」を使い簡単に信号をキャプチャしたりFFTを行う事が出来ます。FPGAは「ADQ Development Kit」を使いユーザプログラムが可能です。ADCaptureLab以外にMatlab,C/C++などのドライバも付属されております。Teledyne SP Devices社は複数のADコンバータでADサンプリングするインターリーブ技術「ADX」を使い高速ADサンプリングを行いますが、その際に発生するオフセットエラー、タイムスキュー、ゲインエラー等の課題を、自社開発した補正技術を使いSFDR等を最適化します。PXIe/PCIe/MTCA/USBボックスのタイプを用意しています。
MIMO、フェーズアレイレーダ、ソノブイ、ソフトウェア無線機、周波数解析等のアプリケーションに最適です。
- 仕様
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A/Dコンバータ 1.6GHz, 14bit, 1ch 周波数帯域 30Hz~750MHz FPGA 1x Virtex-6 ドライバ Windows, Linux タイプ ボックス / PXIe / PCIe / MTCA - 特徴
- ▮Teledyne SP Devices社のADCインターリーブテクノロジー『ADX』(特許技術)を採用
▮ 高速1600MSPS ADサンプリングレート
▮ RF/IFサンプリング、高解像度超音波画像処理、高速データ記録などの要求の厳しい測定に対応
▮ アナログフロントエンドはAC結合されており、広い帯域幅でスペクトル純度を最適化
▮ アナログ-3dB帯域幅は750 MHz
▮ 高速USB3.0ケーブルを介してホスト接続可能(USBボックスタイプ)
▮ PCI Express/PXI ExpressまたはMTCA.4 μTCAタイプも選択可能、システムへの統合が容易
▮ すべてのインターフェイスタイプで、高速データストリーミング可能
▮ APIとC/C++、MATLABなどのドライバーを含むソフトウェア開発キット(SDK)を付属
▮ 計測・解析 GUIソフトウェア『ADCaptureLab』を付属しており、簡単に使用可能
▮ WindowsとLinuxをサポート
- インターリーブ技術「ADX」(特許技術)について
- Teledyne SP Devices社独自のインターリーブ技術「ADX」は、複数のADCを並列に使用することによりサンプリングレートを上げる手法です。インターリーブプロセスでは、複数の並列ADCのそれぞれが異なるタイミングでサンプリングします。このようにして、全体のサンプリングレートが上がり、ADCの数によりサンプリングレートが乗算されます。
- インターリーブの課題は、最適な分解能を得るために個々のADCの特性の製造ばらつきを補正することです。標準的な14ビットADCのインターリーブを実現するには、補正後の変動が0.01%未満でなければなりません。さらに、これらの変動は温度と経年に依存するため、補正がさらに複雑になります。
- ADXは、ADC後のインターリーブ出力を後処理するためのデジタル信号処理技術です。ADXは、ミスマッチエラーの推定と、すべてのミスマッチエラーを抑制した信号の再構成の両方を備えています。独自技術により、特別なキャリブレーション信号やポストプロダクショントリミングを必要とせずに、ゲイン/オフセット/タイムスキューエラーのバックグラウンド推定を継続的に提供します。再構成ブロックは、最小限の遅延で信号を再作成します。
- 高性能PCをご用意しています
- A/DボードをPCにインストールする場合、以下の事を検討する必要があります。
1.インストールスロットの物理的寸法 - ⇒ボードの奥行・高さ、隣接スロットの干渉などを検討
2.PCIeスロットの物理的レーン数 - ⇒ボードとM/Bのレーン数(x1/x4/x8/x16)を物理的・電気的に検討
3.PCIeスロットの電気的互換性(Gen1/2/3) - ⇒ボードとM/Bのパフォーマンス(Gen1/2/3)適合性を検討
4.OSとの互換性 - ⇒Windows 7/8/10, Linux, 32bit/64bitドライバとの適合性を検討
これらの検討事項を考慮した最適なPCをご用意いたします。
ラックマウントタイプやデスクトップタイプ、CPUの性能や数、メモリの容量などお客様のご要望に合わせてビルドアップいたします。また、オプションで高速RAIDドライブを追加することも可能ですので長時間の記録が必要なアプリケーションに最適です。
- ハイテク技術立国スウェーデンのボードサプライヤ
- Teledyne SP Devices社は、業界をリードするデータ取得および信号発生器を設計・製造するハイテク技術立国スウェーデンのボードメーカーです。特許取得済みのキャリブレーションロジック、最新のA/Dコンバータ、FPGAテクノロジを利用して、比類のない高いサンプリングレートと分解能の組み合わせを実現しています。製品は、さまざまなアプリケーション固有の機能と組み込みのリアルタイム信号処理機能を備えています。これにより、お客様はパフォーマンスのボトルネックを克服し、市場投入までの時間を短縮し、幅広いアプリケーション分野でシステムレベルの利点を提供できます。Teledyne SP Devices社製品は、分析機器、リモートセンシング、科学機器、医療画像処理などさまざまな業界で採用されています。
Teledyne Technologies社の計測器部門の一部として、SP Devices社はその技術アクセス、エンジニアリングの卓越性、および重要なノウハウを拡大し、それによって高性能ボードおよびシステムレベルソリューションの世界をリードする長期的サプライヤーとしての地位を強化しています。
ブロック図
スペック
▮アナログ入力 | |
入力帯域 (-3dB) | 30Hz ~ 750MHz |
入力レンジ | 2.2Vpp |
インピーダンス | 50Ω (AC) |
コネクタ | SMA |
▮A/Dコンバータ | |
チャンネル数 | 1ch |
分解能 | 14bit |
サンプリングレート | 1.6GSPS |
データメモリ | 512Mサンプル |
▮内部クロックリファレンス | |
周波数 | 10MHz |
精度 | ±5 ±0.5/year ppm |
▮外部クロックリファレンス | |
周波数 | 1 ~ 250 MHz |
信号レベル | 0.8 ~ 3.3Vpp |
インピーダンス | 50Ω (AC) |
デューティ | 50%±5% |
コネクタ | MCX |
▮PXIeクロックリファレンス | |
PXIeクロック | 100MHz |
PXIeシンク | 10MHz |
▮クロックリファレンス出力 | |
周波数 | クロックリファレンス設定による |
レベル | 3.3 Vpp |
インピーダンス | 50Ω (AC) |
デューティ | 50%±5% |
コネクタ | MCX |
▮外部クロックソース | |
周波数 | Fs MHz |
信号レベル | 0.64 ~ 2Vpp |
インピーダンス | 50Ω |
デューティ | 50%±5% |
コネクタ | SMA |
▮環境条件 | |
動作温度 | 0 ~ +45℃ |
保存温度 | -20 ~ +70℃ |
湿度 | 5 ~ 95% *結露なきこと |
▮OSサポート | |
Windows 7, Windows 8, Windows 10, Linux |