Spectrum Instrumentation社は4.7GHz帯域幅をサポートした新しいA/Dボード「M5i.3360-x16」「M5i.3367-x16」をリリースしました。
M5i.3360-x16及びM5i.3367-x16はそれぞれ1ch及び2chのアナログ入力端子を備えており、12bit分解能で最大10GS/sのサンプリングレートでサンプリングすることが可能です。広帯域幅と高速サンプリングの組み合わせにより、DCからナイキスト周波数(サンプリレートの1/2)までの任意の周波数信号を分析する事ができるため、レーザーシステム、半導体テスト、分光法、反射率測定、RFアプリケーションなどで非常に高速な信号を扱うのに最適です。
Spectrum社のチーフテクニカルオフィサーであるOliver Rovini氏は次のように述べています。
「これらの新しいデジタイザーカードは、これまでで最高の帯域幅(4.7GHz)を提供します。帯域幅が広いほどより高い周波数での信号の減衰が少なくなります。また、より高速なパルスや信号エッジの検出と測定も可能になります。そのため、高周波信号を測定して特性評価したいエンジニアや科学者にとって帯域幅は非常に重要です。12bit ADCテクノロジーに基づく当社の主力デジタイザシリーズには、3.2GS/sから10GS/sのサンプリングレートと1から4.7GHzの帯域幅を備えた7つの異なるモデルがあります。この製品群により、お客様は特定の要件に完全に適合するパフォーマンスレベルを選択できます。」
M5i.3360-x16 | M5i.3367-x16 | |
サンプリングレート | 10GS/s | 10GS/s, 5GS/s |
分解能 | 12bit | 12bit |
チャンネル数 | 1ch | 2ch |
帯域幅 | 4.7GHz | 4.7GHz |
ホストインタフェース | PCI Express x16, Gen3 | PCI Express x16, Gen3 |
連続ストリーミング | 12.8GB/s | 12.8GB/s |
ドライバ | Windows, Linux | Windows, Linux |