Spectrum社製品の品質と信頼性は、Big physicsに於ける有効な選択肢となります。
DESY (Deutsches Elektronen-Synchrotron) は、ドイツのハンブルグに拠点を置いており、物質の構造を調査するための粒子加速器を運用しています。加速器は全世界の実験者のため24時間365日稼働しますので、長年にわたって完璧に動作するために信頼性の高い機器を使用することが不可欠です。Spectrum社の製品は品質の高さから、DESYの選択肢の1つになっています。
「Spectrum社の製品は確実に信頼できるものであることが証明されている。」とDESYのスタッフ・サイエンティスト、Mark 
Lomperskiは述べています。 「15年以上前に私たちのグループで購入した最初のデジタイザカード (A/Dボード) は今日も使用されています。このA/Dボード Spectrum製 MI.3132は、Linac-2アクセラレータのRFパルスの電力を測定するために使用されています。この加速器には、50Hzで20MWのRFパルスを5マイクロ秒ずつ生成する12のRFステーションと、25 MHzでサンプリングするカードがあります。 MI.3132のデジタル入力は、詳細な分析に使用するために、中央タイミングシステムからの情報を各RFパルスに「タグ付け」するエレガントな方法を提供します。これらのカードは、システムの「健康状態」を、パルスからパルスまで、そして何年にもわたって監視するために使用されています。
当時、アプリケーションの１つに課題がありました。これは、ある加速器から別の加速器に粒子ビームを転送するために使用される、いわゆる「キッカー」の強度とタイミングの安定性を監視することでした。それは、偽トリガが外部トリガなしに自分自身でパルスを生成するキッカーになることを除けば簡単です。理想的に、監視システムはこれらのパルスだけでなく、タイミングシステムによってトリガされた公式のパルスも捕捉します。「ある同僚から、「外部トリガ」または「信号レベル」のいずれかをトリガするように設定できるが、両方のモードを同時に使用することはできないため、これは不可能であるとアドバイスされました。」と同氏は付け加えた。「しかし、Spectrum社は、そのカードはこれを行うように構成されており完璧に機能していると言いまし
た。私はこの事に感銘を受けました。このデュアルトリガ機能は素晴らしい。偽トリガは非常にまれにしか発生しないが、それが起こったとき私たちはそれを捉える事ができる。25年前にそれがあれば良かったと思います。」
Linac-2診断システムの1つは、システムの最新の要件が古いカードの範囲を超えていたため、最近アップグレードをしました。新しいM4x.4451は、12ビット、20MHzの代わりに14ビット、500MHzを提供します。ハードウェアを変更すると、既存のソフトウェアを移植する際に問題が発生することがよくあります。「新しいM4x.4451用の新しいソフトウェアを稼働させるために、私はVB-NETにこれまで実行していた古いVB-6コードをVB-NETにアップグレードすることにしました。」とMark Lomperskiは説明します。 「ソースコードのSpectrum API部分をVisual Basic 6からVisual Basic 14にアップグレードするのはとても簡単でした！」
Spectrum社のCEOであるGisela Hassler氏は次のように述べています。「研究機関や大学では、数年かかる可能性のあるプロジェクトや実験が行われているため、実験の開始から終了までの間、完璧に動作するためにはあらゆる部分に頼ることができます。 Spectrum社の製品は、15年後もまだ使用されているこれらのカードのように、長年にわたって製造されています。安心してご利用いただけるよう、保証期間外の修理サービスと同様に、独自の5年間保証を提供しています。」
DESYの詳細については、www.desy.deをご覧ください。
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原文ドキュメント：Spectrum Instrumentation社
15 year old Spectrum digitizers at DESY – english.docx
15 year old Spectrum digitizer cards still playing a vital role at DESY
関連製品
M4x.2230-x4：5GHz 高速A/D ボード (PXIe)
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M4x.2223-x4：2.5GHz/1.25GHz 高速A/D ボード (PXIe)
Spectrum Instrumentation社について
Spectrum社は、Spectrum Systementwicklung Microelectronic GmbHとして1989年に設立され、2017年にSpectrum Instrumentation GmbHに改名されました。同社は最も一般的な業界標準（PCIe、LXI、PXIe）で500を超えるデジタイザおよびジェネレータ製品を作成するモジュール設計のパイオニアです。これら高性能のPCベースのテスト&メジャーメントデザインは、電子信号の取得・生成および解析に使用されます。同社はドイツのGrosshansdorfに本社を置き、幅広い販売ネットワークを通じて世界中に製品を販売し、設計エンジニアによる優れたサポートを提供しています。 Spectrum社の詳細については、www.spectrum-instrumentation.comを参照してください。