概要
ADF-D2000は、2.0GHz 12bit 2ch の ADコンバータ を搭載した FMCタイプの A/Dボードです。
ADコンバータは12bitの分解能で、1.0GHz ~ 2.0GHz 2ch 又は 2.0GHz ~ 4.0GHz 1ch のAD変換が可能です。
VITA57.1-2010 FMC規格に準拠しており 400 ピンの HPC(ハイピンカウント)コネクタに対応しています。アナログ入力チャネルは同時サンプリング可能で外部トリガー入力、外部クロック入力端子も搭載しております。
DEG社からリリースされている 「PC7」等に搭載してご利用いただけます。ソフトウェア無線、ゴグニティブ無線、レーダ、メディカル関連等のアプリケーションに最適です。
- 仕様
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A/Dコンバータ 2GHz, 12bit, 2ch タイプ FMC (HPC) - DEG製 FMC対応FPGAキャリアボード
- VPU:FMC対応 Kintex UltraScale FPGAキャリアボード (VPX)
PCU-085/115:FMC+対応 Kintex UltraScale FPGAキャリアボード (PCIe)
PC7:FMC対応 Virtex-7 FPGAキャリアボード (PCIe)
- FMC (ANSI/VITA 57.1) について
- FMCはFPGAデバイスに接続するI/Oメザニンモジュールの規格で、ANSI/VITA(VMEbus International Trade Association)57.1で定義されています。業界標準のVPXボードやPCI ExpressボードのFMCサイトに搭載してFPGAの入出力デバイスとして利用できます。FMCには2種類のコネクタ、Low Pin Count(LPC)とHigh Pin Count(HPC)が規定されており、LPCコネクタは、68本のユーザー定義のシングルエンド信号または34本のユーザー定義の差動ペアを提供します。HPCコネクタは、160本のユーザー定義のシングルエンド信号または80本のユーザー定義の差動ペア、更に10本のシリアルトランシーバを提供します。
- AS9100D認証取得しています
- Delphi Engineering社は、1994年に米国カリフォルニアIrvineで設立され、FMCとFPGAを組み合わせた高速A/Dコンバータボードやリアルタイムのデータ収集システムを防衛及び航空宇宙産業に提供しています。
Delphi社は、最新の PCIe Gen4x16 FPGA ボードと、最高のサンプルレートとチャネル数の A/D および D/A FMC+モジュールを利用して、ストリーミングデータ取得および再生システムで業界をリードしています。Delphi社は、Raytheon, Boeing, Lockheed, General Dynamics, L3 Technologiesなど主要な軍事コントラクタ及び航空宇宙産業に広く納入しており、AS9100Dの認証を取得しています。
ブロック図
スペック
▮A/Dコンバータ | |
チャンネル数 | 2ch |
サンプリングレート | 1.0/1.6/1.8/2.0 GHz |
分解能 | 12bit |
デバイス | National Semiconductor ADC12D1000 ADC12D1600 ADC12D1800 ADC12D2000RF |
コネクタ | SMA (Female) |
▮環境条件 | |
動作温度 | 0 ~ +50℃ (標準) |
温度拡張 | -40 ~ +71℃ (Air Cool又はConduction Cool) |
▮フォームファクタ | |
FMC VITA57.1 R2010 |