概要
16AO4MFSは、400KHz, 16bit, 4chの独立した3線バランス差動D/Aコンバータボードです。
TTLポートと差動I/Oポートはどちらもマルチボード間同期をサポートします。4chのアナログ出力チャネルは、独立したアナログ出力FIFOバッファを通して制御され、同時にまたは順次に更新できます。各出力チャネルのクロックレートは、専用の内部レート ジェネレータまたは外部クロックから提供されます。ローカルコントローラーは、自動キャリブレーションを含むすべてのローカル構成およびデータ操作機能を管理します。 アナログ出力レベルはゼロ(ミッドレンジ)に初期化されます。内部自動キャリブレーションにより、システムからボードやホストを取り外さずにキャリブレーションを実行できます。16AO4MFSは、オフラインメンテナンスを最小限に抑えるように設計されており、キャリブレーションのためにシステムからモジュールを切断したり取り外したりする必要をなくす内部監視機能を備えています。すべての入出力システム接続は、単一のI/Oコネクタを通じて行われます。電源要件はPCI仕様に準拠した+5VDCで構成され、指定された温度範囲での動作は従来の対流冷却によって実現されます。
ご利用になるハードウェア環境に合わせて、PCIe(x1)、PCI、PMC、3U cPCI PC104の各フォームファクタが選べます。
- 仕様
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D/Aコンバータ 400KHz, 16bit, 4ch ドライバ Windows, Linux タイプ PCIe / PCI / PMC / 3U cPCI / PC104 - 特徴
- ▮ 4chの高精度3線バランス差動高速アナログ出力チャネル
▮ 16bit分解能でチャンネル個別のD/Aコンバータ搭載
▮ サンプリングレートは400KSPS/ch
▮ 出力レンジ:±12V, ±10V, ±5V
▮ 32Kサンプルの出力データFIFOバッファ
▮ 出力データバッファサイズは4サンプルから最大32Kサンプルまで調整可能
▮ 安定性の高いタイムベース20PPM
▮ 連続クロックモードとバーストクロックモード
▮ シームレスな波形シーケンス
▮ 内部または外部クロックで制御されるデータレート
▮ マルチボード同期のサポート
▮ ソフトウェアで選択可能なTTLまたは差動外部クロックI/O
▮ 自動キャリブレーション機能内蔵
▮ 高精度、±10Vレンジで0.023%のFSR最大誤差、INL=0.007%
- ブレイクアウトインタフェースモジュール(オプション)
- 信号の入出力用としてブレイクアウトインタフェースモジュールを提供しています。高密度コネクタと高品質のバネ式端子ブロックにより、コンパクトで信頼性の高い信号入出力が可能です。標準の DINレール固定具に取り付けることができます。端子ブロックは 18-26 AWGワイヤを接続できます。ケーブルを作成する前の試験用として最適です。
ブロック図
スペック
▮アナログ出力 | |
コネクタ | 68pin 0.05″ dual-ribbonケーブルソケットコネクタ |
出力レンジ | ±12V, ±10V, ±5V (Factory configured) |
帯域幅 | 300kHz typical (No Filter option), 10KHz typical (10KHz filter option) |
クロストーク除去 | 80 dB min., DC-10kHz |
コモンモードオフセット | ±10mV from output return |
▮D/Aコンバータ | |
チャンネル数 | 4ch 3線バランス差動 (true/complement) |
分解能 | 16bit |
サンプリングレート | 460 ~ 400KSPS (375KSPS*外部クロック使用時) |
▮環境条件 | |
動作温度 | 0 ~ +65℃ (ラガダイズ: 0~+80℃) |
保存温度 | -40 ~ +85℃ |
▮フォームファクタ | |
PMC / PCI / cPCI / PCIe / PC104-Plus |