概要
Model 5586は、Virtex UltraScale+ HBM FPGAを搭載し、SOSAに準拠した3U OpenVPXタイプのFPGAボードです。
理想的なスタンドアロンプロセッサとして、または分散FPGA処理タスクのコプロセッサとして機能します。高速データ転送帯域幅と柔軟性は、1GigE、10GigE、40GigE、デュアル100GigE、PCIeを含むさまざまなボードインターフェイスによって提供されます。 Virtex UltraScale+ HBMのオンチップ高帯域幅メモリとFPGAのロジックおよびDSP密度を組み合わせることで、Model 5586をシングルスロットの3U VPX信号処理プロセッサとして利用することができます。
- 仕様
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FPGA 1x Virtex UltraScale+ HBM 拡張サイト なし ドライバ Windows, Linux タイプ 3U VPX 温度範囲 0 ~ +70℃ - 特徴
- ▮ レーダおよびソフトウェア無線向けソリューション
▮ Xilinx Virtex UltraScale+ HBM FPGAを搭載
▮ HBM 8GB DRAMメモリ搭載
▮ 10GigEインターフェース
▮ 40GigEインターフェース
▮ デュアル100GigE UDPインターフェース
▮ バックプレーンギガビットシリアル通信用のVITA67.3C光インターフェースオプション
▮ VITA46、VITA 48.11、VITA 67.3C、およびVITA 65(OpenVPX™システム仕様)準拠
▮ コンダクションクールオプション
▮ ソフトウェアおよびカスタムIP開発用のNavigatorデザインキット
▮ Pentek社の耐環境仕様レベル
- ソフトウェア無線のパイオニア
- Pentek社は、1986年に米国New Jerseyで設立された高速リアルタイム記録システム、データ取得とI/O、DSP (デジタル信号処理) および SDR (ソフトウェア無線) のリーディングサプライヤです。現在はMercury Systems社のDSP部門としてMercury Systems社の製品ラインナップを拡充しています。
30年以上にわたり、多くのミリタリプログラムや商用市場で顧客の要求を満たすボードとレコーディングシステムを設計および構築しており、ラボ向けおよび耐環境の高性能COTSボードと記録システムソリューションを提供しています。Pentek社の製品は、AMC、cPCI、FMC、PCIe、PMC、XMC、VME、VPX等の各種フォームファクタのボードレベル製品とポータブル、ラックマウント、SFF(スモールフォームファクタ)の記録システムを米国内で設計・製造しています。レーダー、通信、SIGINT、ビームフォーミング、ソフトウェア無線、SATCOM市場向けに広く供給しており、長期的な製品の可用性とライフサイクルサポートを提供します。
- 関連資料
- ▪ 新製品カタログ2022
ブロック図
スペック
▮FPGA | |
標準 | Xilinx Virtex UltraScale+ HBM XCVU37P |
スピードグレード | -1 (標準), -2 (オプション) |
HBM DRAM | 8GBytes |
▮FPGA I/O | |
GPIO | LVDS x2ペア (VPX-P1) |
10GigE | VPX-P1 |
40GigE | VPX-P1 |
光オプション | x8 full duplex, 28Gb/s, 850nm, VITA 67.3C (VPX-P2) |
PCI Express | Gen.1, 2, 3: x4, VPX-P1 |
▮ソフトウェアサポート | |
Linux, Windows | |
▮環境条件 | |
動作温度 | 0 ~ +70℃ |
保存温度 | -50 ~ +100℃ |
相対湿度 | 0 ~ 95% *結露なきこと |
▮フォームファクタ | |
VPX (3U) | |
▮OpenVPXプロファイル | |
SLT3-PAY-1F1U1S1S1U2F1H-14.6.11-12 |