概要
ADM-VA601は、Space 2.0向けのAMD-Xilinx Versal AIコア XQRVC1902 Adaptable SoCを搭載した6U Space VPX リファレンスプラットフォームです。
ADM-VA601はADM-VA600の後継製品であり、奥行き 220 mm の大型の Space VPX フォームファクタを備え、TI および EPC Space と開発された最大 160A のパフォーマンスが可能な完全な放射線耐性コア電源をサポートします。
Versal AIコアは、信号処理や機械学習などの計算集約型アプリケーションの宇宙ミッション展開のために、再構成可能でカスタマイズ可能な処理性能を大幅に向上させます。このプラットフォームは、LEOアプリケーションなど、放射線環境やミッションの長さが制限された Space 2.0 レベルのミッションに適した部品を受け入れるように設計されています。ただし、標準の /DEV バージョンは開発目的であり、商用の非宇宙飛行部品が装備されています。 完全な耐放射線と宇宙飛行バージョンも利用可能です。(詳細についてはお問い合わせください。)
- 仕様
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FPGA 1x Versal AI Core 拡張サイト 1x FMC+ (HPC) タイプ 6U Space VPX (D220mm) 温度範囲 0 ~ +55℃ - 特徴
- ▮ 完全に放射線耐性のあるリファレンス設計
▮ Space 2.0 用 Versal VC1902 アダプティブ SoC
▮ TI の SEPグレード部品と EPC Space の GaN FET を使用した、完全な放射線耐性を備えたリファレンス電源
▮ 6U スペース VPX フォームファクター (奥行き 220mm)
▮ FMC+ インターフェイス経由の 24x 32G HSSIO
▮ 2x Teledyne e2v スペースグレード DDR4 メモリバンク (バンクあたり 8GB: 合計 16GB)
▮ リファレンス TI SEP クロッキングおよび IO バッファリング
▮ 耐放射線システム監視マイクロコントローラー
- ADK-VA601:ADM-VA601用開発キット
- ADM-VA601 VPXプラットフォーム用のSpace VPXリファレンス開発環境です。
AMD Versal AI コアは、信号処理や機械学習などの計算集約型アプリケーションの宇宙ミッション展開において、再構成可能でカスタマイズ可能な処理パフォーマンスの大幅な飛躍を実現します。
RTM(リアトランジションモジュール)に搭載された高速光接続ポートにより、ADM-VA601からVPX(HSSIO)経由で出力される高速のシリアルデータを出力することができます。 - ADK-VA601には、以下が含まれます。
・ADM-VA601 VPXボード
・ADM-VA600-RTM リアトランジションI/Oモジュール
・ADM-SDEV-FL1 Infineon コンフィギュレーションモジュール
・RD-VA600 リファレスデザイン
- エジンバラのハイテク企業
- Alpha Data社は、1993年に英スコットランドのエジンバラで設立されました。
コンピュータ集約型アプリケーションに最先端のソリューションを提供するために設立され、同社の高度なスキルを持つエンジニアリングチームは、Xilinxの最新デバイスに基づく信頼性の高い最先端の製品を世界中のユーザに提供しています。Xilinx社とのパートナーシップにより、最新のシリコンをいち早く採用することが可能になり、ハードウェア、ソフトウェア、専門知識を提供して市場投入までの時間を短縮します。
30年以上の技術的資産とハードウェアを航空宇宙産業に提供してきた幅広い経験を持つAlpha Data社は、現在その技術的専門知識を基にスペース市場向けの耐久性と耐放射線性を備えたコンポーネントを開発しています。
- 関連資料
- ▪ 新製品カタログ2024
ブロック図
スペック
▮ デバイス | AMD-Xilinx Versal AI Core XCVC1902-1MSIVSVA2197 (デフォルト) XQRVC1902-1MSBVSVA2197 (オプション) |
▮ 拡張サイト | FMC+ (VITA57.4) x1 |
▮ オンボードメモリ | 2x 8GByte DDR4 SDRAM |
▮ コンフィグレーションメモリ | 2Gbit QSPI Flash Memory (Daughter module) |
▮ I/Oインタフェース | |
FMC+ HSSIO: 24x HSSIO up to 32GB via FMC+ module, VPX HSSIO: 20x HSSIO up to 10G via VPX Backplane VPX I2C: I2C for System Monitor VPX JTAG: JTAG for System Monitoring VPX Ethernet: 1G Ethernet Interface on VPX for Versal access and management VPX Low Speed IO: UART and CAN bus access VPX GPIO: Custom GPIO breakout to backplane VPX SMAP: SMAP to allow configuration options from external card in VPX system |
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▮ 動作温度 | 0 ~ +55℃ |
▮ フォームファクタ | 6U VPX 220mm Deep |