概要
SPR507Bは、4chのSerialFPDPインタフェースを搭載したインタフェースボードです。
SFPDPの低遅延プロトコルとファイバーベースのデータ転送のノイズ耐性は、高速デジタイザなどのデータソースとリモートデータ処理PCとの間で実行される専用のデータリンクを必要とするアプリケーションにとって理想的な組み合わせです。
SPR507Bは、シングルモードファイバーを選択することで最大10kmのファイバー長を可能にします。柔軟なアーキテクチャにより、各ポートを個別に構成することができます。XMCフォームファクタにより、最新世代のハイエンドSBCに搭載してマルチコアCPUの機能を使用してバックエンド処理を行うことができ、モジュールの高速機能をサポートするために必要なデータ帯域幅を提供します。
PMCに実装されたPCI-Xインターフェイスは、ホストメモリへの高速スループットもサポートします。SPR507Bに実装されたDMAスキャッター/ギャザーモードにより、割り込み駆動型のデータ転送アーキテクチャまたはデマンドモードのデータ転送が可能になります。SPR507Bには、FIFO (チャネルごとに個別) 構成の 1 GB の高速オンボードストレージも含まれています。FIFOはプログラム可能で、アプリケーションがシステムレイテンシを微調整して最適なパフォーマンスを達成できるようにします。
- 仕様
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インタフェース 4ch SerialFPDP ドライバ VxWorks, Windows, Linux タイプ PMC / XMC - 特徴
- ▮ 4チャンネルSerialFPDPをサポート
▮ 1ポートあたり最大4.25Gbpsをサポート
▮ ポートごとに固有のDMAエンジンを使用して独立動作可能
▮ PMCまたはXMCインタフェースにより幅広いSBCと互換
▮ コンダクションクールをサポートする耐環境仕様
▮ コピーモードをサポート
▮ VITA 17.1準拠、VITA 17.2へのアップグレードパス
▮ 1GBのオンボードストレージ搭載
▮ VxWorks, Windows, Linuxサポート
- MADE IN USA 【組込みシステムのグローバルサプライヤ】
- Abaco Systems社は、2009年にGE社より独立したGE Intelligent Platforms(GE社のエンベディッド部門)が2015年にAbaco Systems社として設立した組込みシステムのグローバルサプライヤです。現在、米国アラバマのHuntsvilleに本社および製造工場を所有しており、設計・調達・品質・製造の全てを網羅することでクラス最高の堅牢な組み込みコンピューティングを提供し、世界で最も過酷な条件で展開できる製品を世界中のユーザに納入しています。
GEの時代から30年以上の経験を持つAbaco Systems社は、防衛および産業分野における最も要求の厳しいアプリケーション向けに高度な製品とソリューションを提供し、多くの軍事/航空宇宙の陸海空プログラムおよび堅牢で信頼性を要求される産業アプリケーションで広く採用されています。航空宇宙と防衛、産業、エネルギー、医療、通信、その他分野でAbaco Systems社の革新的なソリューションはお客様の成功をサポートしています。
ブロック図
スペック
インタフェース | SerialFPDP ANSI/VITA 17.1準拠 |
データレート | 1.0625Gbps, 2.125Gbps, 2.5Gbps, 3.125Gbps, 4.25Gbps |
I/Oオプション | マルチモード光ファイバ (850nm: up to 500m) シングルモード光ファイバ (1300nm: up to 10km) |
バッファ | 8GB DDR3 |
ソフトウェア | VxWorks, Windows, Linux |
フォームファクタ | PMC/XMC |
環境条件 | 耐環境レベル: Level 1~Level 5サポート 保存温度: -40 ~ +85℃ 湿度: 95% *結露なし |