パラレルIOボードM2p.7515-x4

125MHz (32ch) デジタル入出力ボード (PCIe)

概要

M2p.7515-x4は、125MHz 32ch の PCI Expressタイプ高速デジタル入出力ボードです。 最大125MS/sのレートで高速デジタル信号を取得及び再生する事ができます。入出力の方向はソフトウェアによって切り替えることができます。オンボードメモリは1GBを搭載しており、FIFOモードで使用することでデジタルデータを継続的にストリーミングすることができます。数時間単位の長時間記録にはオプションレコーダ『SKY-DAQ』が用意されています。また、M2p-Star-Hubオプションを使用するとM2pシリーズのA/DボードやD/Aボードと同期することができます。GUIソフト『SBench 6』によりデータ解析が容易に行えます。ASICやFPGAなどの各種LSIのテストや評価に最適です。
仕様
インタフェース 32ch TTL入出力
ドライバ Windows, Linux
タイプ PCIe
特徴
▮ 32chのデジタル入出力
▮ サンプリング速度は1kS/s ~ 125MS/sをサポート
▮ PCI Express x4インタフェース
▮ 110Ωの入力インピーダンスを選択可能
▮ 3.3V及び5.0V TTL互換
▮ 1GBのオンボードメモリ搭載
▮ 最大700MB/sでストリーミング可能なFIFOモードサポート
▮ Star-Hubオプションにより最大16枚のボードを同期可能
▮ シングルショット、ストリーミング、マルチプルレコーディング/リプレイ、ゲートサンプリング/リプレイ、シーケンスモード、タイムスタンプ機能
▮ SCAPPオプションを使用したCUDA GPUへの直接データ転送
GPUダイレクト転送SDK (SCAPP) オプション
SCAPPの図SCAPPは、強力な信号とデータ処理を必要とするアプリケーションのため、GPGPUへのダイレクトデータ転送を可能にするSDKパッケージです。Spectrum製DIOボードとGPUカード間のダイレクトリンクが可能になり、ユーザはGPUの演算コア(最大5000)と大容量メモリ(最大24GB)の優れた処理能力を利用することができます。SCAPPはRDMA(Remote Direct Memory Access)プロセスを利用して、GPUカード間でPCI Express経由の高速データ転送を可能にします。
SCAPP SDKにはDIOボードとGPUカード間の相互転送サンプル、フィルタリング、平均化、デマルチプレクス、データ変換、FFT等の基本機能のビルディングブロックを備えたCUDA並列処理サンプルが含まれています。全てのソフトウェアはC/C++に基づいており、通常のプログラミングスキルで簡単に実装・変更・拡張が可能です。OSはLinux対応。
NVIDIA Claraをサポート
NVIDIA ClaraNVIDIA Clara AGX開発者キットは、ソフトウェア定義のAI対応のリアルタイムのポイントオブケア医療機器を開発するための使いやすいプラットフォームを提供します。NVIDIA Jetson AGX Xavier™組み込みArmシステムオンチップ(SoC)の柔軟性、NVIDIA RTX™6000 GPUのパフォーマンス、およびNVIDIA ConnectX SmartNIC、ClaraAGX。このキットには、フルスタックのGPUアクセラレーションライブラリ、SDK、リファレンスアプリケーションが含まれています。
NVIDIA ClaraシステムにSpectrum I/Oカードを追加することで、センサー信号を取得、生成、保存、および処理することができます。I/Oカード、プロセッサ、GPU間でデータをストリーミングできます。実際、GPUの高速並列処理機能により、Spectrum製品によって取得および生成できる大量のデータを処理するための完璧なプラットフォームになります。Spectrum社はすでにSCAPP(Spectrumの並列処理用CUDAアクセス)を提供しており、GPUベースのデータ処理を最速のストリーミングレートでも簡単に実現することができます。
Star-Hub 同期オプション
StarHubイメージStar-Hubは、1つのシステムで最大16枚のボードの位相安定同期を可能にする追加モジュールです。ボードの数に関係なく全てのチャネルを同期することができます。 Star-Hubは、接続された全てのボードに同じクロックとトリガーを分配します。同期されたボードはすべて同じサンプリングレートで実行されます。 システム全体のトリガーソースとして、1つまたは複数のボードを使用できます。 全てのトリガーソースと論理OR/ANDに組み合わせて、全チャネルを同時にトリガーソースに設定することもできます。

 

高性能PCをご用意しています
DIOボードをPCにインストールする場合、以下の事を検討する必要があります。
1.インストールスロットの物理的寸法
⇒ボードの奥行・高さ、隣接スロットの干渉などを検討
2.PCIeスロットの物理的レーン数
⇒ボードとM/Bのレーン数(x1/x4/x8/x16)を物理的・電気的に検討
3.PCIeスロットの電気的互換性(Gen1/2/3)
⇒ボードとM/Bのパフォーマンス(Gen1/2/3)適合性を検討
4.OSとの互換性
⇒Windows 7/8/10, Linux, 32bit/64bitドライバとの適合性を検討
これらの検討事項を考慮した最適なPCをご用意いたします。
ラックマウントタイプやデスクトップタイプ、CPUの性能や数、メモリの容量などお客様のご要望に合わせてビルドアップいたします。また、オプションで高速RAIDドライブを追加することも可能ですので長時間の記録が必要なアプリケーションに最適です。
MADE IN GERMANY -信頼のドイツ製-
Spectrum image1989年にドイツGrosshansdorfで設立されたSpectrum Instrumentation社は、信号取得および信号生成用の超高速で高分解能の計測用ボードシステム製品を開発および製造しているデータアクイジションのリーディングメーカーです。PCカード(PCIe/PXIe)又はスタンドアロンイーサネットユニット(LXI)として利用可能な 200種類を超えるさまざまなデジタイザおよび任意波形発生器(AWG)を提供する独自のモジュラーコンセプトを採用しています。この幅広い製品ラインナップにより、お客様のニーズに合わせた最適なソリューションを提供することができます。
Spectrum社のユーザは、国際的な製造企業だけでなく主要な大学や研究機関も含まれます。例えば、Spectrum社の製品はCERN(欧州原子核研究機構)の粒子加速器や量子研究で使用されており、これは製品が非常に低ノイズで正確であるため、個々の原子の誘導にも使用できるためです。国際的なサービスと販売ネットワークで、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、アメリカなどすでに39か国以上のお客様にご利用いただいています。
アプリケーション
AE68:マルチチャネル計測システムの簡単な作成
AE74:マルチチャネル&多機能計測システムのテスト
M2p.7515デジタルI/Oボード概要

SPECTRUM製品ラインナップのご案内
1989年に設立されたSpectrum Instrumentation社は、モジュラー設計技術を使用して、業界をリードするPCカード(PCIeおよびPXIe)およびスタンドアロンイーサネットユニット(LXI)として200製品を超えるデジタイザーおよびジェネレーター製品を設計・製造しています。
Spectrum Instrumentation社は、30年以上にわたり世界中のお客様に高度な製品を提供し、その信頼性において高い評価を得ています。

 

 

関連商品

スペック

サンプリングレート 125 MS/s
インタフェース 3.3V / 5.0V TTL互換
入出力チャンネル数 32 ch
入出力コネクタ 40pin ハーフピッチ (Hirose FX2B-40PA-1.27DSL)
オンボードメモリ 1 GByte
トリガモード 外部トリガ, ソフトウェアトリガ, OR/AND, Delay
複数ボード同期 最大 16 枚 (*Star-Hubオプション利用時)
ホストインタフェース PCIe: Gen.1, x4
連続ストリーミング 最大 700 MB/s
動作温度 0 ~ +40℃
保存温度 -10 ~ +70℃
湿度 10 ~ 90%
フォームファクタ PCIeハーフレングス

 

データシート

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