概要
PCIe-SpaceWireは、4chのSpaceWireインタフェースを搭載したPCIeタイプのI/Oボードです。
SpaceWireを使用すると、ECSS-E-ST-50-12C仕様を使用して欧州宇宙機関および NASAの機器と通信することができます。SpaceWireは、ルーターを使用して構成され、高速並列パスを持つ階層型ポイントツーポイントシステムを作成します。
PCIe-SpaceWireは、完全に独立したプログラム可能な 4 つの LVDS IO ポートが提供されます。SpaceWireプロトコルは、リンクテスト、エラー処理、コマンドおよびデータプロトコルが組み込まれた高度なものです。SpaceWire の電気インターフェイスは、トークンベースのフロー制御によるポイントツーポイントです。SpaceWireプロトコルを使用すると、ルーターまたはホームランワイヤード システムを使用した階層アーキテクチャシステムを簡単に構築できます。機器は、システム内の他のノードと対話できます。PCIe-SpaceWire は、PCIeとSpaceWire 間のブリッジを提供します。ポートベースのDMAは、CPUの負荷を軽減しシステムのパフォーマンスを向上させます。タイムコードサポートは、完全なソリューションを提供します。
- 仕様
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インタフェース 4ch SpaceWireインタフェース ドライバ Windows, Linux, VxWorks タイプ PCIe - 特徴
- ▮ 4ch SpaceWireインターフェイス
▮ リファレンスソフトウェアを使用して迅速なユーザー統合を実現
▮ 32MB 大容量オンボードメモリ搭載
▮ SpaceWire 8ポートをサポートする8つの独ロつしたScatter-Gather DMAエンジン
▮ 高速:1~200MHz, Rxポートで自動ボーディング機能付き
▮ 各Txポートには個別のPLLリファレンスと分周器を搭載
▮ 低レイテンシ、FIFOベースの設計
▮ タイムコードのサポート
▮ ダイレクトメモリマップwp備えた階層型設計
▮ RoHS対応
- 高性能PCをご用意しています
- A/DボードをPCにインストールする場合、以下の事を検討する必要があります。
1.インストールスロットの物理的寸法 - ⇒ボードの奥行・高さ、隣接スロットの干渉などを考慮
2.PCIeスロットの物理的レーン数 - ⇒ボードとM/Bのレーン数(x1/x4/x8/x16)を物理的・電気的に検討
3.PCIeスロットの電気的互換性(Gen1/2/3) - ⇒ボードとM/Bのパフォーマンス(Gen1/2/3)適合性を検討
4.OSとの互換性 - ⇒Windows 7/8/10, Linux, 32bit/64bitドライバとの適合性を検討
これらの検討事項を考慮した最適なPCをご用意いたします。
ラックマウントタイプやデスクトップタイプ、CPUの性能や数、メモリの容量などお客様のご要望に合わせてビルドアップいたします。また、オプションで高速RAIDドライブを追加することも可能ですので長時間の記録が必要なアプリケーションに最適です。
ブロック図
スペック
▮ 転送スピード |
10MHzイニシャルレート、1-200MHzセカンダリレート |
▮ PCIeスピード |
100+Mb/sec (50MHz, 32bit DMA, *1/2帯域幅を想定) |
▮ PCIeアクセス幅 |
32bitオペレーションサポート |
▮ ソフトウェアインタフェース |
PCIeレジスタR/W 送信・受信機能分離 |
▮ 割り込み |
送信・受信ステートマシン FIFOプログラマブル(almost empty:送信、almost full:受信) ステータスポーリング タイムコードインタラプト |
▮ 信号 |
LVDSインタフェースデバイス搭載 |
▮ I/Oインタフェース |
4ポート(フロントパネル) 9pin MDMコネクタ(ECSS-E-ST-50-12C) |
▮ インタフェース |
ECSS-E-ST-50-12C仕様互換、タイムコードサポート |
▮ 規格 |
PCIe規格互換、SpaceWire規格互換 |
▮ 電源 |
12V, 3.3V (PCIeコネクタ経由) |
▮ メモリ |
各ポート32MB Tx/Rx個別FIFO搭載 |
▮ フォームファクタ |
PCIe |