概要
PMC-SCC04-IOは、RS-232/422/485に対応したPMCタイプのシリアルIOボードです。
PMC-SCC04-IOモジュールは、各送受信チャネルに64バイトのFIFOを搭載した4chシリアル通信コントローラです。コントローラはXR17D154をベースにしており、このデバイスはプラグアンドプレイ・インストール用の自動設定レジスタをサポートしています。モジュールは、最大6.125Mbpsの4chの非同期ポートを提供します。各チャネルには、16C550互換コンフィギュレーションレジスタセット、64バイトの送受信FIFO、プログラマブルな送受信FIFOレベルトリガ、送受信FIFOレベルカウンタ、プログラム可能な自動RTS/CTS、またはDTR/DSRハードウェアフロー制御 自動ソフトウェア(Xon/Xoff)フロー制御、IrDA(Infrared Data Association)エンコーダ/デコーダ、8つのマルチパーパスI/O、16ビット汎用タイマ/カウンタを備えています。各チャネルには、ESD保護付きの高入力インピーダンスとロジック選択可能な120Ωの終端抵抗があります。また、16本のRS-422 I/Oラインを個別にプログラム可能な終端抵抗付き入力または出力として使用することもできます。
温度拡張仕様も用意されていますので、航空機等への搭載も可能です。
- 仕様
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インタフェース 4ch RS-232/422/485 タイプ PMC - 特徴
- ▮ 個別にプログラム可能なクワッドRS232、RS-422/485
▮ プログラム可能な16ディスクリートRS-422トランシーバー(割り込みサポートあり)
▮ エッジ選択のサポート:ポジティブまたはネガティブ
▮ グローバル割り込み信号レジスタ
▮ 64バイトのTXおよびRX FIFOを備えた各UART互換16C550
▮ 自動RTS/CTSハードウェアフロー制御
▮ 選択可能なターンアラウンド遅延を備えた自動RS485方向制御出力
▮ 最大6.125 Mbpsのデータレート
▮ 統合されたロジック選択可能な120Ω終端抵抗
▮ ESDへの損傷またはラッチアップなし:±15kV HBM
▮ ハイインピーダンスで256ノードをサポート
- MADE IN USA 【アリゾナの組込みボードサプライヤ】
- Alphi Technology社は、1988年に米国アリゾナ州Tempeにて設立された組込みシステム向けのI/Oソリューションサプライヤです。
Alphi社の製品は、DSP、FPGA、SCADA、MIL-STD-1553B、ARINC-429、データ収集、ネットワーキング、シリアル、組み込みコントローラ、デジタルサーボコントロール、およびPowerPCベースのプロセッサボードなど様々な機能を、CompactPCI、PMC、XMC、PCI、Mini-PCI、PCIe-Mini、M.2、VMEBus、Industry Packモジュールなどのフォームファクタで提供することができます。また、カスタムインテグレーションや古いシステムを維持するための製造中止ボードの互換品設計など独自の技術で柔軟に対応します。
ブロック図
スペック
インタフェース | RS-232, RS-422/485 |
ポート数 | 4ch |
FIFOバッファ | 64 Byte Tx/Rx FIFO |
入力レンジ | ±5V, ±10V |
データレート | 6.125 Mbps Max. |
動作温度 | 0 ~ +70℃ (温度拡張: -40~+85℃) |
高度 | 0 ~ 30,000 ft |
振動 | 0.5G RMS, 20~2000Hz rand |
衝撃 | 20G, 11ms, 1/2 sine |
フォームファクタ | PMC |