概要
SIDC-6000シリーズは、最大26.5GHzの周波数に対応した1UラックマウントタイプのRFチューナ(ダウンコンバータ)です。
このダウンコンバータの俊敏なLO(ローカルオシレータ)は、VCOベースのPLLシンセサイザ内にダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)を組み合わせた独自の高度な周波数シンセサイザアーキテクチャを採用しています。この組み合わせにより、10Hzのチューニング周波数ステップサイズに加えて、位相ノイズが低く、スプリアスが低く、チューニング速度が速くなります。システムは、スキャンおよびスイープ周波数制御モードを提供します。
ELINT、無線監視とIARU監視、エミッション準拠テスト、方向探知(DF)システム、SATCOM、レーダー警告受信機(RWR)などのアプリケーションに最適です。
- 仕様
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RF入力周波数 500MHz~26.5GHz 帯域幅 500MHz タイプ 1U ラックマウント - 特徴
- ▮ 高いダイナミックレンジ
▮ 10Hzのチューニング分解能を備えた高速スイッチングシンセサイザを搭載
▮ 優れた位相ノイズ性能:<0.5°RMS
▮ 500MHz帯域幅 1.2GHz 中心 Lバンド出力
▮ 70/140/160 MHz 中心選択可能なIF出力
▮ 最大500MHz/msの掃引とスキャンをサポート
▮ 調整可能なしきい値による手動および自動ゲイン制御
▮ 高度なフロントパネルの英数字ディスプレイ
▮ Ethernet 10/100 Base-T、RS-232、RS-422をサポート
▮ 1U 19インチラックマウントタイプ
▮ RF周波数レンジと中心周波数の異なる以下6モデルを用意: -
Model RF周波数レンジ IF中心周波数 SIDC-6002 0.5 ~ 18.0GHz 1.2GHz SIDC-6003 0.5 ~ 26.5GHz 1.2GHz SIDC-6004 0.5 ~ 26.5GHz 1.0GHz SIDC-6005 0.5 ~ 18.0GHz 1.0GHz SIDC-6007 0.5 ~ 26.5GHz 1.0GHz SIDC-6100 1.0 ~ 40.0GHz 1.8GHz
- RFの専業メーカー
- FEI-Elcom Tech社は、さまざまなDRO(誘電体共振発振器)ベースのRF周波数を専門とする設計および製造会社として1995年に設立されました。
世界中のユーザが、Elcom社の低位相ノイズとスイッチング速度技術の優位性を認識し、複数の企業との一連の共同設計関係を通じて新しいDSP対応技術「FlxGen™製品」をSIGINTおよびSATCOM市場に導入してきました。 FEI-Elcom Tech社の製品は、RFアップ/ダウンコンバータ、RFレシーバ、合成信号発生器、ブロックコンバータ、フェーズロックDRO等であり、電子戦、レーダー、電磁環境シミュレータ、SIGINT、5Gワイヤレスなどのアプリケーションに利用されています。
FEI-Elcom Tech社の顧客は、航空宇宙防衛および商業市場の両方における業界リーダーであり、世界中の防衛部門や国防省にソリューションを提供するだけでなく、BAE, Northrop Grumman, Lockheed Martin, Boeing, Agilent Technologies, L3 Communications, General Dynamics, NAVAIR, Rockwell Collins, Raytheonなどのユーザに継続的な供給を続け信頼を得ています。
ブロック図
スペック
▮周波数 | |
周波数レンジ | 0.5 ~ 26.5GHz |
チューニング分解能 | 10Hz |
チューニング速度 | 1ms |
周波数精度vs温度 | < ±0.1PPM |
長期変化 | < 1PPM / 10年 |
外部リファレンス入力 | 10MHz at 0±3dBm, Auto locking |
位相雑音 (Typical)@10GHz | 0.5°RMS Integrated from 100 Hz to 10 MHz Offset 100Hz: -68dBc/Hz Offset 1KHz: -90dBc/Hz Offset 10Hz: -96dBc/Hz Offset 100KHz: -104dBc/Hz Offset 1MHz: -115dBc/Hz Offset 10MHz: -140dBc/Hz |
▮走査&掃引 | |
スイープモード | F1 ~ F2 at Selected Frequency Step |
スイープレート | 500MHz in 1ms |
滞留時間 | 1ms ~ 60s, 又は取得停止まで |
閾値の調整 | 1dB インクリメント (-35dBm~+5dBm at IF出力) |
▮RFセクション | |
入力VSWR | 2.5 : 1 |
ノイズフィギュア | 15dB Max (1~26.5GHz) 17dB Max (0.5~1GHz) |
RF入力レベル | +20dBm Max |
コンバージョンセンス | Inverting / Non Inverting Selectable for IF Output |
RFゲイン変化 | ±1.5dB vs RF入力周波数レンジ |
▮ダイナミックレンジ | |
SFDR | 64dB with 1MHz BW from 1~26.5GHz |
イメージリジェクション | > 70dB |
LO再放射 | < -95dBm at RF入力 |
入力IP3 | -5dBm@20dBゲイン |
入力1dB利得圧縮 | -15dBm |
▮広帯域 Lバンド出力 | |
中心周波数 | 1.2GHz (1GHzオプション) |
帯域幅 (3 dB) | 500MHz |
RF to IFゲイン | 42dB |
IF帯域内ゲインフラットネス | ±1.2dB (Typ), ±1.5dB (Max) |
群遅延変化 | 3nsec max over 80% of 3dB BW |
マニュアルゲインコントロール | 42dB プログラム済み, 1dB 分解能 |
Lバンド信号モニタ | -20dBc (Typ) |
インピーダンス | 50Ω |
VSWR | 2 : 1 Max. |
▮IF出力 | |
中心周波数: 70 MHz | 帯域幅 (3dB): 40, 30, 20, 10, 5, 1MHz 選択 ゲインフラットネス: ±0.4dB (Typ.), ±0.6dB (Max.) over 80% of selected BW |
中心周波数: 140 / 160 MHz | 帯域幅 (3dB): 80, 40MHz Min. ゲインフラットネス: ±0.6dB (Typ.), ±0.8dB (Max.) over 80% of selected BW |
RF to IFゲイン | 42dB |
マニュアルゲインコントロール | 42dB プログラム済み, 1dB 分解能 |
オートゲインコントロール | 42dB Range, Fast Attack, Programmed Decay Fast Attack: 2msec for 42dB Change Decay Time: Programmed from 5msec to 1second IF Output Level: Programmed from +5dBm to -20dBm, 1dB Step |
IF出力インピーダンス | 50Ω |
VSWR | 2 : 1 Max. |
IF信号モニタ | -20dBc (Typ) |
▮環境特性 | |
動作温度 | 0 ~ +50℃ |
非動作温度 | -30 ~ +85℃ |
相対湿度 | 最大95% *結露なきこと |
高度 | 10,000 ft |
EMI | MIL-STD-461C, CE03 及び RE02 |
衝撃 | MIL-STD-810E, method 516.4, Procedure VI |
振動 | MIL-STD-810E, method 514.4, Procedure I, Category 9, Figure 514.4-15 |
電源 | 95-265VAC, 47-63Hz, 100W |
▮メカニカル | |
サイズ | 19″, 1Uラックマウント (1.75″ H x 22″ D x 17″ W) |
質量 | 20ポンド (9.06kg) |