概要
Model 54810は、LVDSデジタルI/OとFPGAを搭載した、VPXタイプのデジタルIOボードです。
FPGAはXCKU035, KU060, KU115をサポートしていますので実装したいロジックの規模に合わせて選択することができます。FPGAの外部メモリとして、5GB DDR4 SDRAMを搭載しています。ホストインタフェースは、PCIe x8 レーンで高速データ転送が可能です。ソフトウェアは、ボードサポートパッケージ「Navigator BSP」及びFPGAデザインキット「Navigator FDK」を用意しており、フォームファクタは、VPX(3U/6U)タイプ以外にXMCを提供しています。
気象レーダ、合成開口レーダ、パルスレーダ、フェーズドアレイレーダ、デジタルビームフォーミング、無線通信、ターゲット認識等のアプリケーションに最適です。
- 仕様
-
インタフェース 32ch LVDS FPGA 1x Kintex UltraScale ドライバ Windows, Linux タイプ VPX / XMC - 特徴
- ▮ 32ビットのLVDSデジタルI/O
▮ LVDSクロックとデータバリッド/SUSPEND信号対応
▮ Xilinx Kintex UltraScale FPGAをサポート
▮ システムメモリとの間でデータ転送するDMAコントローラ
▮ 5GBオンボードメモリ搭載
▮ PCI Express (Gen. 1, 2 & 3)インターフェース
▮ カスタムI/OのためのFPGAへのLVDS/Gigabitシリアル接続オプション
▮ Pentek社の耐環境仕様レベル -
Model 54810 3U VPX (with Optical/backplane RF) Model 57810 6U VPX (1x XMC) Model 58810 6U VPX (2x XMC) Model 71810 XMC
- ソフトウェア無線のパイオニア
- Pentek社は、1986年に米国New Jerseyで設立された高速リアルタイム記録システム、データ取得とI/O、DSP (デジタル信号処理) および SDR (ソフトウェア無線) のリーディングサプライヤです。現在はMercury Systems社のDSP部門としてMercury Systems社の製品ラインナップを拡充しています。
30年以上にわたり、多くのミリタリプログラムや商用市場で顧客の要求を満たすボードとレコーディングシステムを設計および構築しており、ラボ向けおよび耐環境の高性能COTSボードと記録システムソリューションを提供しています。Pentek社の製品は、AMC、cPCI、FMC、PCIe、PMC、XMC、VME、VPX等の各種フォームファクタのボードレベル製品とポータブル、ラックマウント、SFF(スモールフォームファクタ)の記録システムを米国内で設計・製造しています。レーダー、通信、SIGINT、ビームフォーミング、ソフトウェア無線、SATCOM市場向けに広く供給しており、長期的な製品の可用性とライフサイクルサポートを提供します。
ブロック図
スペック
▮入出力ポート | |
Data | 32ペアLVDS |
Clock | 1ペアLVDS |
Data Valid | 1ペアLVDS |
Suspend | 1ペア |
User I/O | 3ペア |
▮FPGA | Xilinx Kintex UltraScale |
標準 | XCKU035-2 |
オプション | XCKU060-2又はXCKU115-2 |
▮メモリ | |
サイズ | 5GB DDR4 SDRAM |
スピード | 1200MHz (2400MHz DDR) |
▮インタフェース | |
PCI Express | Gen. 1, 2, 3: x4, x8 |
▮ソフトウェアサポート | |
Linux BSP, Windows BSP | |
▮環境特性 | |
動作温度 | 0 ~ +50℃ |
保存温度 | -20 ~ +90℃ |
相対湿度 | 0 ~ 95% *結露なきこと |
※温度拡張版あり | |
▮フォームファクタ | |
3U VPX |